365nm UV LED光源は、UV-A領域に含まれる365nm付近の紫外光を出すLED光源です。外観検査では、蛍光を発生させたい対象に照射し、発光した可視光をカメラで撮像する用途でよく使われます。
365nmは蛍光検査で代表的な波長の一つです。対象物を励起して通常照明では見えない情報を可視化する目的で使用されます。
365nmは395nmより短い波長で、蛍光を強く励起しやすい対象があります。395nmは可視光に近いため、紫色の可視成分が画像に入りやすい場合があります。
ただし、365nmの方が常に優れているわけではありません。対象物、カメラ、フィルター、照度条件によって結果は変わるため、365nmと395nmの撮像比較が重要です。
蛍光材料や検査用染料には、365nm付近のUVで励起されやすいものがあります。そのため、接着剤、グリス、オイル、不可視インク、浸透探傷などで365nm光源が使われます。
蛍光が強く出れば、背景とのコントラストを作りやすくなります。微量な塗布物や残留物を見つけやすいことが365nmの利点です。
365nm UV LED光源は、蛍光反応を利用した検査で有効な候補です。対象物が365nmでよく励起される場合、欠陥や塗布物が明るく浮かび上がり、画像処理しやすくなります。
可視光では背景に埋もれる対象でも、蛍光画像では明暗差が明確になることがあります。蛍光コントラストを作りやすい点がメリットです。
接着剤やグリスは、透明または薄色で、通常照明では塗布範囲を確認しにくい場合があります。365nm UV LED光源を使うと、蛍光成分を含む材料を明るく表示できます。
塗布不足、はみ出し、途切れ、残留物の確認に利用できます。目視では分かりにくい塗布状態を画像化することが可能です。
透明フィルム、透明樹脂、不可視インクなどは、可視光では背景との差が出にくいことがあります。365nm UV LED光源で蛍光や散乱を利用すると、エッジ、印字、付着物を確認しやすくなる場合があります。
透明体では反射や透過光の影響も大きいため、照明角度とフィルター選定が重要です。蛍光だけを効率よく撮像する条件を作りましょう。
シーシーエスの異物検査用途の撮像事例では、対象物や異物の性質に応じて照明条件を変える重要性が示されています。365nm UV LED光源は、蛍光反応を利用して可視光では見えにくい付着物や異物を浮かび上がらせたい検査で候補になります。
蛍光剤を含む材料や、UV照射で背景との差が出る対象では、365nmを使うことで異物や塗布状態を確認しやすくなります。実際の検査では、蛍光強度、背景反応、カメラフィルターを含めた検証が重要です。
365nm UV LED光源を選ぶ前に、対象物が365nmで十分に蛍光するか確認します。蛍光しない材料では、365nmを照射しても期待したコントラストが得られません。
材料の仕様や蛍光剤の有無を確認し、実サンプルで撮像テストを行いましょう。蛍光強度と背景ノイズのバランスを見ることが大切です。
蛍光が弱い対象では、UV照度が不足すると画像が暗くなり、欠陥を見落とす可能性があります。照射距離、照射範囲、露光時間、カメラ感度を含めて必要な明るさを確認します。
一方で、照度が高すぎると白飛びや発熱の問題が出る場合があります。欠陥の輪郭が分かる適切な明るさに調整しましょう。
365nm UV LED光源は、照射距離や角度によって蛍光の見え方が変わります。正面から照らすと反射が強く出る場合は、斜めから照射するなどの調整が必要です。
曲面や光沢面では、カメラに入る反射を避ける配置が重要です。蛍光を見せ、不要な反射を抑える角度を探りましょう。
365nmはUV-A領域の紫外光であり、目や皮膚への影響に配慮が必要です。遮光カバー、インターロック、保護具、警告表示など、安全対策を検討しましょう。
装置に組み込む場合は、作業者が直接UVを見ない構造にすることが基本です。検査性能と安全性を両立した設計が求められます。
「365nm UV LED光源」と検索して上位10位以内に表示された公式サイトのうち、365nmの波長に対応したUV LED光源を紹介します。(2026年6月12日調査時点)
365nmの紫外領域に対応したダイレクトリング型の画像処理用LED照明です。小径リング形状のため、限られた視野や小型ワークへのUV照射に使いやすく、蛍光反応を利用した外観検査や可視光では見えにくい特徴の強調に向いています。
LHUVシリーズは、365nmのUV-LEDを用いた面光源装置です。画像処理や蛍光体励起にも対応しているため、365nm UV LED光源を使った蛍光観察・外観検査用途の候補として掲載できます。
検査工程では、用途に応じて必要な明るさで対象を照らすことが求められます。
しかし目的によって必要な光の条件が異なり、装置の選定に迷うケースも少なくありません。
こうした現場での課題に応えるため、検査目的別に適したLED光源装置をおすすめ3選を紹介します。